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WL300NU-AG on Gentoo Linux

自宅においてある Wi-Fi のアクセスポイントが酷いので Aterm WR9500N を購入したのだけど、

今持ってる USB のドングルじゃ 5GHz 帯に対応できないため適当な 5GHz 帯対応の USB ドングルを探したら、WR9500N と同じ Aterm の WL300NU-AG がなんだかんだ定番らしかったのでそれも購入。

NEC Aterm WL300NU-AG (USB子機) PA-WL300NU/AG
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何故か WR9500N は amazon.co.jp 発送では無かった(はず)なので、別の所で WR9500N を購入した都合上こいつが先に到着してしまったので Gentoo で動かすためのメモ。

Kernel Config

Linux Wireless で WL300NU-AG を検索してみるとこのページがヒット する。 このページからモジュール名等はわからないのでURLからar9170と推測する。 しかしar9170のページを見ると以下のように書いてある

This driver is deprecated and it was deleted on Linux 3.0, replaced by carl9170.

自分は Linux 3.2.1 を利用しているので、書いてあるとおりに carl9170 を入れる事にする。carl9170 のページのデバイスリストに WL300NU-AG が載っているので大丈夫。

そして Linux のソースツリーで make menuconfig を叩いて carl9170 を有効化させる。

Device Drivers  --->
 [*] Network device support  --->
  Wireless LAN  --->
   [*] Wireless LAN (IEEE 802.11)
   <*> Atheros Wireless Cards
   <*>   Linux Community AR9170 802.11n USB support

お好みで SoftLED 等も入れる。

コレを入れてビルドする。まだ再起動はしないように。

(今回は既存のWi-Fiドングルを再起動時に差し替えるので、先にインターネットに繋がってる間にファームウェアを手に入れておく)

ファームウェアをツモる

Linux Wireless の carl9170 のページにファームウェアがあるのでツモってくる。Linux 3.2 なので "Linux 3.1 or newer" を選んだ。

$ sudo wget "http://linuxwireless.org/en/users/Drivers/carl9170/fw1.9.4?action=AttachFile&do=get&target=carl9170-1.fw" -O /lib64/firmware/carl9170-1.fw

(amd64 なので /lib64 なわけで適当に i386 的な人は置き換えて欲しい)

udev の設定で既存の wlan0 を潰す

udev の設定を弄って既存の wlan0 の設定をコメントアウトする。こうすることで次回起動時には WL300NU-AG を wlan0 と認識するので /etc/conf.d/net を変更せずにすむ。(ただし起動時に WL300NU-AG 一つしか指してない場合の話)

$ sudo vim /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules

で、 wlan0 的な行を#でコメントアウトして保存してやる。

(ファイル名の70についてはうろ覚え)

再起動

再起動してブートする前に既存の無線ドングルを引っこ抜いてWL300NU-AGに置き換えるか、 一度poweroffして置き換えた後に起動しなおす。

すると普通にWL300NU-AGをwlan0として認識して何もせずともつながると思う。

免責事項

自己責任でね。

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