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ありがとう SaaSes

ありがとう SaaSes。さようなら。

1/31 で、2010年5月あたりに契約した SaaSes の Osukini VPS の一番安い LT プラン (450円/月) を契約を更新せずに切らします。

移行先はさくらです。以下の理由で移行:

  • Gentoo 使いたいよね
  • メモリ足りないかな
  • ちょっと品質低下が酷いかな (先日のNTTドコモの交換した設備故障みたいな感じで電源交換のためVPSを落としておいて2週間後に 電源障害 で数時間落とされた挙句 事後報告 というのがあって移行を考え始めた)

で、とりあえず SaaSes Osukini VPS LT プランを 2 年使い続けたのでよかった点とよくなかった点を振り返る。

よかった

  • 安い。一番安いプランで 450円/月、メモリは 512 MB, ディスク容量も 40GB あった。さくらのVPS512 はメモリは一緒だがディスク容量は 20GB で、980 円/月となっているので、そこを考えると価格重視ならSaaSesだろう。たださくらの方はCPUが仮想2コアなのでこの分で結構アドバンテージになっている。
  • Ubuntu, Debian が使える。安い VPS で Ubuntu が使えて安いのは2010年5月当時 SaaSes しかなかった。今はもう Gentoo に心を奪われた(笑)ので今は自分にとって利点とはならないが一部のDebian系ユーザーには良いのではないか。
  • Xen である。ServersmanなどといったサービスではOpenVZだかなんだか知らないが、CPU使う仕事には弱いらしいので。
  • 最近はあまりやってくれなくなったが契約した2010年5月頃はTwitterで気さくにサポートしてくれた(最終的にはメールに誘導されるが)。まあ、さくらも社員が良い対応をtwitter等でしてくれるのであまり最近は比較にならないかな。さくらのクラウドの対応すごいよね。

と一応褒めてみた。

よくなかった

  • 安いから仕方ないとも思うがここ最近サポートから送られてくるメンテナンス等の情報メールには情報が書いておらず、別途フォーラムのURLだけが書いてありわざわざHTTPを使ってアクセスせねばならない。障害情報などもすべてこうなっているから面倒極まりない。
  • コンパネのデザインが酷い。まあこれはどうでもいいな。
  • リモートコンソールがない。うっかりiptablesをうっかりしてしまったときにはiptables復旧ボタンがあるもののそれしか方法がない。これはデフォルトのCentOS以外でも動くのかは知らない。
  • 最近は少なくなったが一時期VPSを落とすメンテナンスが何度かあった。
  • 電源の品質?向上のために電源交換を行うとの事でVPSを落とすメンテナンスがあり、その2週間くらい後にホストの電源障害により VPSが朝から4時間半落ちていて, 報告は 事後報告しかない という。復旧少し遅れてもいいから障害メールくらい出して欲しかった。
  • ネットワークがしょぼい。まあこれは仕様にあるからしかたないことだが、よくて 1MB/s くらいしか出ない。
  • 最近は知らないが自分が契約したときはデフォルトでPHP製のMySQL管理ツールやWebminやPHP製Eコマース用CMSが問答無用でインストールされた。いらないから。最近は拒否できるのかな?

まとめ

  • やっぱり自由にOSインストールできるしGentoo入るしリモートコンソールできるし落ちないし性能良いし、2コアだしということでさくらのVPSを強くオススメする。
  • 高いと思うがさくらの値段は妥当だと思う。SaaSesは安さの代わりに品質失いつつある?
  • どうしても安いのがいいならSaaSes Osukini VPSでもいいと思うよ。オススメはしないけどね。
  • まあバリバリいろいろ詰め込んで使うとかでなければ SaaSes でも良いと思う。

追記 (2012/3/21)

http://www.sakura.ad.jp/press/2012/0321_vps.html

なんと さくらの VPS 512 が消えて、同じ 980 円で RAM 1GB, HDD 100GB, 2 コア のプランにリニューアルされるようだ。

IO やネットワークのパフォーマンス、RAM と HDD とコア数、安定さ (クラウドとVPSは別でVPSはとても安定している) を考えるとこれで 980 円はコスパ良さすぎるしもう SaaSes とか選ぶ理由どこにもないのでは。

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