再インストールであるため Time Machine などからの復元は行わず、InstallESD.dmg を利用してクリーンインストールした作業記録。
バックアップ
アプリケーション類
- まず /Applicationsを覗いて必要なアプリケーションをリストアップ (必要なものだけ)
- Vim で :tabe|r !ls /Applicationsとかでリストを生成できます。
- まだ使うであろうアプリケーションで先にダウンロードできるものはしておいて外付けHDDに入れておくとさくさくセットアップできます。
- ちなみに、Xcode は引き続き dmg でダウンロードしておく事ができます。developer.apple.com の XCode ページを開き、"View Downloads" から探しましょう。ただ、4.3 からは単独のアプリケーションっぽいから Mac App Store で DL してできた /Applications/Xcode.appをそのまま保管しても良いと思いますが、個人的には MAS で管理死たくないので dmg をダウンロードします。
アプリケーションリスト
いちいち開いてどんどんダウンロードしたんだけど面倒臭いからダウンロード URL を推測して取得したりしたいなあ。 割と効率悪い。
- KeyRemap4MacBook - ないとこまる
- Google Chrome (dev) - Chrome さん (dev channel)
- Google 日本語入力 (開発版) - こまる
- The Unarchiver - 便利な解凍アプリ
- Dropbox - みんな大好き Dropbox
- Xcode - べんり
- Alfred - Quicksilver の alternative, こっちのほうが開発が活発で便利
- MacVim - Vim 無いと死ぬ
- Growl - 通知の奴 (App Store)
- YoruFukurou - twitter クライアント 無いと死ぬ
- LimeChat - IRC クライアント。無いと死ぬ
- Sparrow - Gmail クライアント (App Store)
- Day One - ノートアプリ (App Store)
- TeamSpeak 3 Client - Skype なんかより全然便利な通話アプリ 無いと死ぬ
- Skype - 使いたくないけど使わないとなんだかんだ困るというアプリ
- Aperture - 写真管理・補整 (App Store)
- Reeder - Google Reader クライアント (App Store)
- Eye-Fi - Eye-fi の写真を受信する奴。最近無駄に機能が増えてウザくなった
- Skitch - Gyazo なんかより全然すばらしいスクリーンショット共有サービス (さいきんEvernoteに買収された) (App Store)
- MusicManager - Google Music のやつ
- OmniFocus - タスク管理するやつ
- iWork - Keynote.app を含むのでないとこまる
- WipeYourMac - 掃除するときに便利
- VMware Fusion - 仮想マシン用
- Minecraft - マイクラ
- KeePassX - パスワード管理の奴
- Chicken of the VNC - VNC クライアント
- Remote Desktop Connection - RDP クライアント
- Adobe Flash Builder - Flex なアプリケーションの作成に便利
Aperture はサイズも大きいし再ダウンロードが面倒臭かったので /Applications/Aperture.app を何も考えずに外付け HDD へ運んであげて再インストール後に外付け HDD から直接書き戻しましたが何も問題が無く動いています。他の Mac App Store 経由のアプリケーションもバックアップできるのかどうかは知らない。詳細は後述。
設定類
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後で何かバックアップ漏れが困ると困るのでとりあえず $HOMEをまるごと外付けハードディスクに移して再インストール後にちまちまそこからコピーする方針でバックアップする。
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コピーする外付け HDD 等に diskutil enableOwnership ...を実行してパーミッション等を維持できるようにしておく
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コピーは ditto(ditto(1)) を使う事もできる (べんり)。cp等でやるといろいろ OS X 固有の情報が落ちるらしいので、Finder のコピーと同じようなコピーをコマンドラインで行うにはdittoを利用するのが良い (らしい)
- 
ditto -V $HOME /Volumes/.../home/とかでコピーした。- -Vは verbose オプション。おこのみで
- コピー先である 3 つ目の引数だけれど、なんか /つけたほうが良いとかなのでつけています。これで/Volumes/.../homeというディレクトリが作成されてそこにコピーされると思われる。
- ↑されましたけど保証はしないという意味です。
 
再インストール準備
OS X Lion がプレインストールではない場合の話 (OS X Lion を Mac App Store で購入した人向け) をしています。 OS X Lion がプレインストールだったりする場合は、おとなしく Cmd-R を押しながら起動してリカバリーに入って、Disk Utility でフォーマットして 再インストールメニューに進めばいいと思います。できるかは知らないけど。
こんな事をやっているのはダウンロードを待っている間何もできなくてだるいから。
- Mac App Store の OS X Lion を開いて、おそらく今お使いであろう Mac に既に Lion が入っていたとしても "Download" 表記になってるはずなので Download を押す。
- すると Install OS X Lion.appとかいう名前のアプリケーションが落ちてくるので適当にパッケージの中身を表示 (コンテキストメニューからできます) してInstallESD.dmgという名前のファイルを探す。見つけたらDisk Utility.app使って USB メモリか何かに焼きます。詳細は割愛。ググろう。
- 最初もしかしたらこのままフォーマットできるんじゃないかと思って普通にアプリケーション実行したんだけど、インストール開始ボタン押しちゃうとリブートした後はなにも選択肢無しにインストール始まるんだったね。忘れてたわ (アーカイブインストールなんだろうか、よくわからん)
- なのでまぁ、それはさておきメディアが出来上がったらそれで reboot しましょう。StartupDisk.prefpaneからだと見えなかったので仕方なく普通に Option (alt) 押しながら起動したんだけど普通に Option (alt) 押しながらでのブートディスク選択からなら見えました。そこは心配しなくて良い。
再インストール
- Recovery HDからの起動と同じようなインターフェースになってるはず。まずはまっさきに Disk Utility を起動してフォーマットする。"Mac OS Extended (Journaled)" でいいんじゃないかな。Erase タブからでいいと思うよ。
- そういえば Encrypted なんていう選択肢もあったけど、これは察するに FileVault でのアレと似ているが違うと思われるので、普通に "Mac OS Extended (Journaled)", HFS+ を選んだ。
- フォーマットが終わったら普通にインストールをすすめる。"Customize" ボタンは存在したがグレーアウトしてたしどうしたら選択可能になるかわからなかった。もしかして OS X 残してたらアーカイブインストールとかを選択できただけなのかな。パッケージ選択はできなくなったのかなぁ。
- インストールを開始したらしばらく待つ。
初期セットアップ
- ふつうにセットアップを進めます。
- とりあえず起動したら FileVault を有効化しておく。インストールしたばかりなのにかなり処理に時間かかるの何故かはわからんけど、待ってるのも面倒臭いので普通にリストアを開始してしまう事にした。
- あと、諸々 OS 自体の設定を少ししておく。
リストア
- 手順的には Preferences 等を書き戻した後にアプリケーションを入れる。
- 外付け HDD をマウントした後、 diskutil enableOwnership ...を忘れずに。
設定類
- 
OS X の主な設定ファイルの置き場は 3 つあって、とりあえずここら辺を覗いて新しい環境にコピーしていけば OK。 - ~/Library/Preferences- plist ファイルが置いてある。まあ一番シンプルな設定ファイル置き場 (- NSUserDefaultが作ったりする)
- ~/Library/Application Support- アプリケーションの実行には必ずしも必要ではないがテンプレートや設定などを入れる場所
- ~/Library/Containers- OS X Lion から入った App Sandbox 機能を使っている場合- Preferencesと- Application Supportディレクトリ等は Identifier の名前を持ったサブディレクトリの中に隔離される。詳しくはドキュメントを読もう。
- ~/Library/SyncedPreferences- たぶん iCloud と同期されるバージョンの- ~/Library/Preferences。どうせ iCloud 設定すれば戻ってくるんだしバックアップはいいや。
 説明は Mac App Programming Guide を参考にしました 
- 
Preferences や Application Support は再設定が面倒臭いアプリケーションに限って書き戻した。 
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Chrome や Safari に記憶させたパスワードなどが書かれた keychain は ~/Library/Keychainsにあるので引き続き使う場合はコピペ。
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その他アプリケーション固有の設定ファイルは以下にある。一部の Apple 製品が Application Support を使ってないのはなにか理由があるんだろうか - ~/Library/Xcode- iOS シミュレータのデータが入ってる (?)
- ~/Library/Eye-Fi- Application Support に入れて欲しいが Eye-Fi の設定ファイルが入ってる
- ~/Library/Gyazo- Application Support に入れて欲しいが Gyazo の設定 (自動設定される id) が入ってる。履歴とかの管理に使われている模様
- ~/Library/iTunes- キャリアバンドルとかiOS のアップデートが置いてある
- ~/Library/Safari- Safari のブックマークとか?
 
Dropbox
- Dropbox は Dropbox をインストールする前に ~/Dropboxに書き戻す。~/.dropboxも戻しておく。
- 一応バックアップは保持しておきましょう(うっかりすると全部消える)。保証はしませんよ。
アプリケーション類
- 予めダウンロードしておいた dmg や zip をどんどん展開してインストールする。それだけ。簡単。
写真とか
- ~/Musicとか- ~/Picturesとかも書き戻しておく。
開発環境周辺
- めんどいので homebrew はそのままコピーして流用します
- Ruby の環境なのも面倒くさいのでコピーして流用
- Dropbox 内のディレクトリに向けたシンボリックリンクを ~/gitに貼ったりする
- dotfiles もシンボリックリンクを設定する
- chshで zsh に切り替えたりします
- おわり
おわり
あとは Start at login とか Dock あたりを調整しておわりです。おつかれさまでした。